政府は、2016年5月18日、人口1億人を維持するための「ニッポン一億総活躍プラン」をまとめた。
名目GDPは2021年度に600兆円。IoTやビッグデータ、人工知能(AI)などを活用。同じ仕事なら同じ賃金を支払う「同一労働同一賃金」に向け、2018年度中に労働契約法、パートタイム労働法、労働派遣法の改正案を国会に提出する。
出生率は2025年度に1.8。1.8は出産を希望する女性が全員出産した場合に達成できる水準。2017年度までに保育の受け皿を50万人分整備。企業内保育所や小規模保育所の定員を拡大。保育士の給与を2%上積みを目指す。学童保育では、2018年度までに120万人分を確保。返済不要の奨学金の創設を検討し、無利子奨学金は低所得世帯の子どもの成績基準を大幅に緩和する。
介護は2025年度に離職ゼロ。介護士の給与を2017年度から月額平均1万円を改善する。
ニッポン一億総活躍プラン
項目 | 目標 | プラン |
名目GDP | 2021年度に600兆円 | IoTやビッグデータ、AIなどを活用 |
2018年度に同一労働同一賃金に向けた改正案を国会に提出 | ||
出生率 | 2025年度に1.8 | 2017年度までに保育の受け皿を50万人分整備 |
2018年度までに学童保育で120万人分を確保 | ||
介護 | 2025年度に離職ゼロ | 2017年度から介護士の給与を月額1万円改善 |