航空機・ワイン
トランプ米大統領は、2019年10月18日、EU各国から輸入する航空機やワインなどに追加関税を発動した。航空機に10%、仏ワインや伊チーズ、英ウイスキーなど食料品や工業品に25%の関税を課す。WTOがEUがエアバスに支給する補助金をルール違反として報復措置を認めた。関税をかける製品の輸入額は年4900億ドル(約53兆円)で、対EU輸入全体の約2%となる。
EUは、米のボーイングへの補助金が不当だとしてWTOに報復措置を認めるように求めている。2020年前半にも結果が出る見通しで、それに基づき追加関税を発動する構え。
自動車
米政権は、2019年11月、EUからの輸入車に追加関税を課すかどうかの判断を行う。
鉄鋼
米国は、2018年6月に鉄鋼とアルミニウムに追加関税を適用。EUも米農産品に報復関税をかけている。