トランプ米大統領は、2019年8月1日、中国製品3000億ドル分(約33兆円)に10%の関税を上乗せすると表明した。開始は9月1日から。

対象は携帯電話(約448億ドル)、ノートパソコン(約387億ドル)、衣服、靴など消費財を広く含む。レアアースなど一部を除く、ほぼ全製品が対象となる。

中国政府は複数の対抗措置を検討する見通し。対米関税は全体の7割にかけており、残りは400億ドル。レアアースの輸出制限や米国が事実上の禁輸対象を並べる「エンティティー・リスト(EL)」を参考にした中国版ELが選択しになるとみられる。