パナソニックは2017年9月7日、太陽光パネルの組み立て工程を担う滋賀工場の生産を2017年度中に終えると発表。滋賀工場は設備の一部をマレーシアに移管し、工場の社員63人の雇用はグループ内での配置転換などで維持する。同日、太陽光パネルの原材料であるシリコンの塊を製造する米オレゴン州の工場の稼働を10月末に止めることも発表しており、今後は原材料を自社製より安く外部調達し、太陽光パネルの中核部材であるセルを製造する工場の稼働率を高める計画。米テスラと共同建設したニューヨーク州の工場が8月から稼働しており、パナソニックはセルと組み立ての設備を担当。パナソニックが独自の方式で生産するセルは、業界最高クラスの発電効率を実現している。新工場の稼働などをテコに、太陽光パネル事業の海外販売比率を2017年度の5割から18年度には7割強に引き上げる。
パナソニック太陽光パネル生産終了 中核部材の販売強化へ
項目 | 内容 |
対象 | 滋賀工場で太陽光パネル生産終了(2017年度中) シリコンの塊を製造する米オレゴン州の工場稼働停止(10月末) |