パナソニックは2017年2月1日、半導体受託製造で世界2位の台湾・聯華電子(UMC)と生産技術の開発で提携し、次世代半導体メモリーを2019年から量産すると発表。回路線幅40ナノメートルのプロセス技術を使う製品を共同開発する計画で、設計はパナソニックが担い、回路形成などの製造技術に共同で取り組む。消費電力を最大7分の1に減らせる「抵抗変化式メモリー(ReRAM)」の量産はUMCが手掛け、韓国サムスン電子や東芝が手掛けるNAND型フラッシュメモリーの一部市場の代替を狙う。
新製品は18年からサンプル出荷する計画で、早期に年間50億円程度の売り上げを目指す。パナソニックはReRAMの技術を外部にライセンス供与する方針で、採用するメーカーを増やし、IoT向けの不揮発性メモリーで標準的な製品に育てる狙い。
パナソニック UMCと次世代半導体メモリー共同開発
項目 | 内容 |
対象 | UMCと提携で「ReRAM」量産プロセスの共同開発 |
量産時期 | 2019年 |