京都大学は、iPS細胞を使ったパーキンソン病の臨床応用開始を2015年から2016年に変更する。京都大学は2015年夏に他人の細胞からiPS細胞を作って備蓄する事業を構築。民間企業などへの提供を開始したことから、他人の備蓄iPS細胞の使用に切り替える。
パーキンソン病への臨床応用では、患者本人の細胞からiPS細胞を作る計画だったが、患者本人から作製するiPS細胞は品質にばらつきが出る可能性があるという。品質の高い他人のiPS細胞を使うことで、移植する細胞の安全度が高まるもよう。
京都大学は、再生医療製品として承認を得ることを目標とした治験を実施することも含めて変更する。