島津製作所は、2019年9月3日、iPS細胞を培養する時間を半減する装置「セルピッカー」を開発したと発表した。手作業で行っていたピペットでの細胞除去操作を自動化し、手作業で行っていたピペットでの細胞除去操作を自動化する機能もある。
島津製作所は細胞培養解析装置、三次元回転浮遊培養装置、細胞培地分析プラットフォームなどを開発しており、細胞研究や細胞製造に係わる製品群を拡充する。販売価格は220万円で、1年間で50台を販売目標としている。再生医療関連の市場規模は2012年の2400億円から、30年には5兆2000億円に増える見通しで、製品群の拡充を急ぐ。