メガカリオンは、大塚ホールディングスやシスメックスなど国内15社とiPS細胞を使い、血小板を量産する技術を確立した。確立したのは血小板の血液製剤。外科手術時や交通事故の被害者など止血が必要な患者に使う。

献血由来の血小板は冷蔵保存ができず4日間しかもたない。iPS細胞から作れば無菌化により2週間ほど保存できる。ウイルスなどの病原体の混入も防ぐことができ、保管コストも安くなるという。

安全性などを調べる臨床試験用の製剤を製造し、2018年中に臨床試験を開始。2020年の承認を目指す。