京都大学の三嶋理晃教授らは、ヒトのiPS細胞から肺の細胞を作り出すことに成功した。
iPS細胞から肺の細胞になる過程で、肺に成長しやすい細胞から出てくる特徴的なたんぱく質を確認。そのたんぱく質と3次元培養する手法を組み合わせ、肺のなかで空気のやりとりをしている細胞を作製した。
慢性閉鎖性肺疾患(COPD)といった吸入薬など対症療法しかない肺の病気の治療薬開発などに役立つ。また、将来的には呼吸量が減った肺の機能を回復させることにもつながるという。
iPS細胞で肺の細胞作製
機関 | 内容 |
京都大学 | iPS細胞から肺の細胞 |