京都大学の山中伸弥教授らの研究グループは、2013年6月25日、iPS細胞の作製効率の向上が期待できる遺伝子を発見したと発表した。 iPS細胞を作るのに必要は4つの遺伝子を導入すると、12~24%の細胞でiPS細胞になるための初期化という変化が始まる。しかしながら、その後75%以上の細胞は初期化の途中で元の細胞に逆戻りしていまいiPS細胞になれない。iPS細胞の作製効率は0.2%程度とされている。 研究グループは、この逆戻りを抑えることができる遺伝子を発見。iPS細胞作製効率の向上が期待できる。 皮膚細胞などからiPS細胞ができる仕組みの詳細はまだ明確にされていない。