政府は、2013年6月6日、iPS細胞(人口多能性幹細胞)を使った再生医療製品等について審査手続を簡素化し、早期実現を可能にする薬事法改正案と再生医療新法について、今国会での成立を断念する方針を固めた。 薬事法改正案などの提出は5月下旬と遅れた上、先に提出された生活保護法改正案などの審議に時間がかかり、審議入りできない状態が続いている。 参院は野党が多数を占めていることや、参院厚生労働委員会の委員長を民主党が握っていることから、審議未了で廃案になる可能性があるとして、継続審議とすることにした。