慶應義塾大学は、チンパンジーの細胞からiPS細胞を作成することに成功した。 人とチンパンジーは、ゲノム(全遺伝情報)が1.2%しか違わないことから、人で規制されている研究や、チンパンジーの人工繁殖に利用できる可能性があるという。また、人に固有の特徴や能力が生じるメカニズムを解明することができると期待されている。 研究チームは、自然死したチンパンジーの細胞を使用。人のiPS細胞を作るのと同じ遺伝子をチンパンジーの細胞に入れ、iPS細胞や神経系細胞を作成することに成功した。 【[iPS細胞関連情報へ[1987]]】