政府は、2013年4月2日、最先端医療の技術革新を進める司令塔として「日本版NIH」を創設する方向で検討に入った。
NIHとは政府の医療関係の研究開発予算を一元的に取り扱い、研究開発成果を早期の新薬開発や医療機器の実用化につなげるための組織で2014年度の成立をめざすとしている。
医療分野では、基礎研究を文部科学省、臨床応用を厚生労働省、産業育成が経済産業省がになっている。それぞれが個別に関連予算を持っており、資金・研究進捗の面で無駄が生じていた。
それらの無駄を省くと共に、一元管理を行う事で、再生医療の進歩や医療機器開発の国際競争力の強化を狙う。
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【[NHI(米国立衛生研究所)[2112]]】
米国立衛生研究所(NIH)は、1887年に設立された米国で最も古い医学研究の拠点機関。
がんや心配血液、精神衛生などの研究所と、全部で27の施設と事務局によって構成されている。
日本の約10倍の生命科学予算を持ち、薬の開発や再生医療の実用化などに取り組んでいる。
【[iPS細胞関連情報へ[1987]]】