大阪ガスと中部電力は、2014年2月27日、2018年に日本に輸出する予定の米テキサス州の液化天然ガスプロジェクト「フリーポートLNGプロジェクト」の開発資金として600億円ずつ出資すると発表した。
液化加工契約を締結しているフリーポート子会社の持分をそれぞれ25%取得し、4年の建設期間中にそれぞれ600億円を払い込む。2014年下期に着工する予定の液化設備や輸出基地の建設に充てる。
大阪ガスと中部電力は、シェールガスなどの天然ガスを液化して、日本などに年440万トンのLNGを輸送する計画。
{大阪ガスと中部電力 フリーポートLNGプロジェクトに出資}
フリーポートLNG |
液化設備能力 |
企業 |
出資額 |
権利 |
第1系列液化会社 |
約440万トン |
大阪ガス |
600億円 |
25%取得 |
中部電力 |
600億円 |
25%取得 |
【天然ガス国際価格とシェールガス生産・輸送コスト見通し】
北米におけるシェールガスの生産コストは2010年代末までに100万BTUあたり5~7ドルになると予想されている。天然ガスの国際価格は2020年頃まで6~13ドルのレンジに収れんする見通し。また、米国シェールガスをLNGにするための液化施設の利用料や液化費用、LNG運搬船の輸送量など日本に到着するまでの上乗せ料金は7ドル程度と予測されている。
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金額 |
期間 |
天然ガス国際価格 |
6~13ドル |
2020年頃まで |
シェールガス生産コスト |
5~7ドル |
日本への輸送上乗せ料金 |
7ドル |
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