日本製紙は2016年4月27日、タイで新型の木質バイオマス燃料の生産実証設備を設置し、来春、実証実験を始め2018年度中に量産化すると発表。生産設備はタイの製紙大手、SCGペーパーの紙事業部門会社PPPC社の工場敷地内に設置し、原料となる木質バイオマスは近隣の同社植林地から調達する。2017年春から生産を開始し、日本製紙の釧路工場での混焼試験を経て、同年12月末の事業化を目指す。生産能力は年8000トン。

新型の木質バイオマス燃料は、既存の木質バイオマス燃料と比べ熱量が多く、発電量が確保できるという。燃料供給から発電まで、エネルギー事業の領域拡大を図る。


日本製紙 タイで木質バイオマス燃料を量産へ

項目 内容
生産 木質バイオマス燃料
量産化 2018年度中
生産能力 年8000トン