2014年4月4日、福岡市が豊田通商や三菱化工機、九州大学と共同研究している下水処理の過程で発生するバイオガスから水素を製造する実証事業が国土交通省の平成26年度「下水道革新技術実証事業」に採択されたと発表した。
下水処理の過程で発生するバイオガスから水素を製造し、燃料電池車へ供給する施設を新たに整備し、実証実験に取り組む。1日に燃料電池車約70台分の3700万立方メートルの水素を製造する。事業期間は2015年3月31日まで。
水素を製造できる下水汚泥消化ガスの発生能力がある下水処理場は日本全国に約300ヶ所あり、燃料電池車普及に必要な消化ガス原料の水素ステーション普及拡大が期待できるとしている。