日東電工は2016年11月11日、米製薬大手のブリストル・マイヤーズスクイブと肝硬変治療薬の開発や販売で提携すると発表。日東電工は13年6月に米国で病気の原因になる遺伝子の働きを抑える核酸医薬品の肝硬変治療薬の臨床試験を始めたが、世界に約600万人の患者がいる肝硬変はこれまで有効な治療薬がなかった。提携後は、多くの患者を対象に効能などを調べる治験に入るため、開発をブリストルに託すという。また、ほかの臓器の治療薬でも提携し、開発段階で1000億円規模の収入を得る見通し。
ブリストルはC型肝炎治療薬で年間1600億円程度を売り上げるなど肝臓分野にも強く、日東電工は高い薬効が期待できる次世代型のバイオ医薬品を20年までに製品化できるとみている。
日東電工 米ブリストルと次世代型のバイオ医薬品開発
項目 | 内容 |
開発費用 | 1000億円規模 |
対象 | 米製薬大手のブリストル・マイヤーズスクイブと肝硬変治療薬の開発 |
製品化 | 2020年までに |