日東電工は、2016年1月25日、米カリフォルニア州に創薬事業を専門とする新会社を設立したと発表した。「核酸医薬品」と呼ばれる新型バイオ薬などの研究や臨床試験を担う。2016年4月から事業を開始。2018年度の製品化を目指している。
日東電工は肝硬変治療薬を開発している。2013年6月より米国で実施した健常者への投与で高い安全性を確認。2015年からは米国や欧州で一般患者への投与を開始した。2015年11月には米食品医薬品局(FDA)から優先審査品目にも認定されている。
肝硬変の患者は世界で約600万人で、年間2万人が死亡しているとみられる。