日東電工は2016年11月2日、阪大微生物病研究会と共同で新型の季節性インフルエンザワクチンを開発すると発表。阪大微研がワクチンのもとになる抗原、日東電工が細胞に働きかけて抗体の生成を促す補助剤を担当。新型ワクチンは錠剤にして口から投与する。舌の下に置き唾液で1分程度で溶かしてから体内に取り込むことで、鼻などの粘膜上にも抗体を作りウイルスの侵入を防ぐ。注射法より高い効果を動物実験で確認できたという。新ワクチンは常温で数年間、セ氏40度でも6カ月間保存でき、これまで輸送が難しかった温暖な地域にワクチンを届けることができる。すでに国内で初期の臨床試験を開始しており、2020年以降の製品化を目指す。
日東電工 世界初の革新的なワクチン投与開発へ
項目 | 内容 |
対象 | 季節性インフルエンザワクチンを開発 |
新ワクチン特長 | ウイルスの感染自体を防ぐ 投与時の痛みが無い 常温での保管が可能 |
実用化時期 | 2020年以降 |