日東電工は2016年6月20日、約130億円を投じて中国広東省で液晶パネル用のフィルム部材「偏光板」の生産を始める。偏光板は液晶パネル内に組み込んで光を制御し鮮やかな映像を映す部材。原材料を伸ばしてフィルム状にし積み重ねる前工程の生産設備を、広東省深圳の後工程の工場敷地内に建設するという。従来の偏光板より大幅に薄くしても縮みにくい、独自製品に特化するという。量産時期は2018年度を予定。
中国市場ではTVパネルをはじめとする生産台数が急拡大しており、素早く注文に応じる体制を整えて電子部品事業の収益力を高めるもよう。
日東電工 液晶部材海外で一貫生産へ
項目 | 内容 |
投資金額 | 130億円 |
対象 | 中国で液晶部材の生産設備建設 |
量産時期 | 2018年度 |