JXホールディングスと東燃ゼネラル石油は2016年8月31日、2017年4月の経営統合に向けて最終合意したと発表。統合新会社は「JXTGホールディングス(HD)」とし、JXTGHDの社長にはJXHDの内田幸雄社長、副社長に東燃ゼネの武藤潤社長、会長にJXHDの木村康会長が就く。東燃ゼネの1株に対し、JXHDの2.55株を割り当てる形で統合するという。統合を契機に精製から販売まで各事業を見直し、3年以内に1000億円の統合効果の実現を目指す。製油所の統廃合、化学事業の統合などで5年後にはさらに数百億円規模の上積みを目指すとしている。

また、JXHDの事業子会社のJXエネルギーは統合新会社「JXTGエネルギー」となり、社長にJXエネの杉森務社長、副社長に東燃ゼネの広瀬隆史副社長が就く。売上高は単純合算で約11兆円に達するもよう。国内に11カ所の製油所を持ち、ガソリン販売シェアは50%超と圧倒的な規模になる。

製油所の効率運営や重複事業の解消などで、1000億円の統合効果を3年以内で実現することを目指す。
 

JXと東燃ゼネ 3年で1000億円の統合効果

項目 内容
対象 統合新会社「JXTGホールディングス」設立
交換比率 東燃ゼネ1株に対しJXHD2.55株割り当て