経済産業省や東京ガス、千代田化工建設などが参加する「水素・燃料電池戦略協議会」は余った再生可能エネルギーの電気で水素を作るシステムの実証実験に乗り出す。開始は2016年度。太陽光発電などで電気が増えすぎた時に水素として蓄える仕組みを全国に拡大する。
実証実験では、1000キロワット級以上の太陽光や風力発電所で作った電気を使い、水電解設備で水から水素を取り出す。取り出した水素をタンクなどに貯蔵。近くの水素ステーションに運び、燃料電池車などの燃料として活用する。
将来的に火力発電に水素を混ぜて、温暖化ガス排出量を減らす水素混焼発電や燃料電池発電の燃料として活用する方針。