ギリシャのチプラス首相は、2015年6月27日、ギリシャ支援問題で2015年7月5日に国民投票を実施すると表明。6月末に迫った金融支援の期間延長を求めた。一方、欧州連合(EU)は金融支援の期限延長の要求を退けた。

独メルケル首相と仏オランド大統領は、2015年6月26日、チプラス政権が年金改革や税率引き上げなどの財政再建策を受け入れれば、支援期間を2015年11月まで延長し、約155億ユーロ(約2兆円)を4回に分けて融資する案を提示するも、ギリシャは2015年6月28日に国会で国民投票の実施が承認された。