ギリシャ国家統計局によるギリシャの実質GDP成長率推移。
ギリシャの実質GDP推移
2015年 | 1-3月期 | 4-6月期 | 7-9月期 |
ギリシャのGDP | 0% | 0.8% | ▲0.9% |
【7-9月期】
2015年11月27日、7-9月期の実質GDP成長率を前期比0.9%減と発表した。ギリシャは6~7月にかけて資金支援交渉を実施。現金不足により資金流出を防ぐための銀行営業を停止。現金引き出し制限が影響した。資本投資は7%減、輸出は7.1%減、消費者支出は1%減だった。
【4-6月期】
2015年8月13日、4-6月期の実質GDP成長率を前期比0.8%増と発表した。主力産業の観光業が好調に推移。ギリシャ国民が自動車など実物資産を買う動きも消費を支えたもよう。
一方、ギリシャでは2015年6月末から海外送金や預金引き出しを制限する資本規制を実施。決済停滞など企業活動に打撃。また、2015年7月下旬には付加価値税(VAT)率引き上げを実施するなど、家計の可処分所得は目減りしている。