政府の財政健全化計画の基本方針。内閣府が2015年2月に示した基礎的財政収支の見通しで、「実質成長率が2%以上で、2020年度の基礎的財政収支は9.4兆円の赤字となる」を採用する方針。
また、政府は2018年頃に財政健全化計画自体を見直す規定を盛り込む。2017年4月の消費税10%への引き上げ影響を見極め、もう1段階の消費増税や歳出削減が必要かを判断する。
2020年度の基礎的財政収支見通し
内閣府は、2015年2月12日、経済財政に関する中長期試算を示した。実質成長率が2%以上で、2020年度の基礎的財政収支は9.4兆円の赤字となる見通し。実質成長率が1%弱、名目成長率が1%半ばの想定では16.4兆円の赤字となる見通し。
実質成長率 | 2020年の基礎的財政収支 |
2%以上 | ▲9.4兆円 |
1%弱 | ▲16.4兆円 |