日立製作所は、2014年12月16日、スイスABBと国内向け高圧直流送電事業の合弁会社を設立することに合意した。出資比率は日立製作所が51%、ABBが49%。

ABBは変電・変圧所・送電網の建設から管理までに強みを持つ。合弁会社では地域間を高効率で安定的に電力融通できる高圧送電設備の開発や販売を手がける。日立製作所が受注するプロジェクトにABBの最新技術を導入し、設計からエンジニアリング、機器供給などを一括で請け負う。

日本では2016年に電力小売りが全面自由化。2018年には電力会社から送配電部門を切り離す「発送電分離」が実施されるため、送配電の設備は大きく増える見通し。


日立製作所 ABBと送配電事業で合弁

項目 内容
合弁会社 日立製作所51%
ABB49%
事業 高圧送電設備の開発・販売