iPS細胞を使う再生医療の実用化に向けた薬事法改正案と再生医療安全性確保法案が、2013年11月5日に衆院を通過したと日本経済新聞が報じた。 再生医療技術を活用した製品の製造承認審査を早めるとともに、医療機関が患者から摂取した細胞の培養や加工の企業委託を可能にする。 細胞培養では、川崎重工がヒト移植用の細胞培養施設(CPC)と同じ環境下で細胞培養の完全自動化に成功した細胞自動培養システム(R-CPX)を開発。ニプロはiPS細胞の大量培養装置を開発し、2015年の実用化を目指している。また、メディネットやテラは法改正による細胞医薬品の製造販売承認に向け、共同研究などに動き出している。
コード 企業 内容
細胞培養 7012 川崎重工業 細胞自動培養システム(R-CPX)
8086 ニプロ iPS細胞の大量培養装置
3407 旭化成 がん治療のための細胞を培養・加工する装置
2191 テラ
細胞医薬品 2370 メディネット 2013年春に40億円の資金調達を実施
2191 テラ 九州大学と細胞医薬品の製造工程について共同研究。2015年に治験開始