企業 内容
ローツェ 自動培養装置「セルキーパー」を開発。発売開始は2016年3月
セルシード 細胞培養施設を設置。完成は2016年上期
ニプロ iPS細胞の大量培養装置。実用化は2015年
旭化成 がん治療のための細胞を培養・加工する装置
テラ
メディネット 2015年5月に細胞加工施設を稼動
タカラバイオ 2015年度をめどに医療用細胞を量産。年数百人→最大2400人分
川崎重工業 細胞自動培養システム(R-CPX)
富士フイルム 細胞培養に使うバイオ材料。14年12月に発売

【ローツェ】
iPS細胞などの自動培養装置「セルキーパー」を開発。作業者が日夜・休日を問わず手作業で行っていた培地交換を自動化する。販売開始は2016年3月。価格は1480万円から。2016年は10台を、2018年には100台の販売を計画。

項目 内容
商品 細胞自動培養巣越智「セルキーパー」
特徴 培地交換を自動化
販売開始 2016年3月
価格 1460万円から
販売計画 2016年10台 2018年100台

 
【セルシード】
細胞培養施設を設置。投資額は6.3億円、完成は2016年上期。セルシードが優先的開発パイプラインと設定している食道上皮細胞シートや軟骨再生シートの製造拠点となる見込み。

項目 内容
投資額 6.3億円
対象 細胞培養施設
完成 2016年上期


【ニプロ】
京都大学などと共同で、iPS細胞の大量培養装置を開発。従来、細胞の培養にはボトルの上の容器内で細胞を増やしており、小型化に限界があった。装置内にiPS細胞を入れる袋状の容器を6個並べ、効率性を高めた。再生医療向けに2015年の実用化を目指す。


【旭化成・テラ】
がん治療のための細胞を培養・加工する装置の臨床研究を始めるもよう。2013年に性能や安全性の評価を進め、2014年に臨床研究に入る。2014年に培養した細胞を人に投与し、安全性や効果を調べる。現在、手作業で行われている細胞培養を効率的に行えるよう普及を目指す。


【タカラバイオ】
がんなどの治療に役立つ遺伝子を導入した細胞を2015年度に量産。年数百人の製造量を最大2400人分に引き上げる。


【川崎重工業】
人移植用の細胞培養施設(CPC)と同じ環境下で細胞培養の完全自動化に成功した細胞自動培養システム(R-CPX)を開発。CPCや熟練技術者がいない医療機関でも再生・細胞医療の臨床応用が可能になる。