インド準備銀行(中央銀行)は、2013年6月27日、輸入される金を借入資金で購入することを宝飾品の輸入業者を除いて事実上禁止すると発表した。
インドの5月の金輸入は162トンと2011年度平均の2倍に達している。そのため、関税を1月に6%、6月には8%に引き上げた。しかしながら、金の国際価格下落により、インド国内でも価格が下落。関税率引き上げ分が実質的に帳消しとなったため、需要が急拡大していた。
インド中銀は国民に金の買い入れは現金決済を強制。宝飾業者だけに金購入を制限するなど対策を講じてきたが、需要拡大に伴う経常赤字防止のため、さらに規制を強化する。