タカラバイオは、2019年4月26日、カナダUniversity Health Networkと次世代型CAR遺伝子治療技術に関する特許技術の独占実施権を取得したと発表した。対象は全世界。
CAT遺伝子治療は、CAR(キメラ抗原受容体)と言われるタンパク質の構造が、治療効果に大きく影響する。今回取得した特許技術は、免疫の長期生存に重要なシステムを活性化させる機能を新たに導入したもの。特許技術を使用したCARは、既存のCARと比較して、免疫細胞の増殖性、寿命を延長し、抗腫瘍効果に優れていることが示されているとしている。
今後は、新規CAR遺伝子の治療技術の効果を細胞やモデル動物を使用して本格的に検証し、臨床応用を目指す。