タカラバイオは、2013年9月30日、iPSアカデミアジャパンからプラスミドベクターを用いたiPS細胞作成方法に関する全世界の商用ライセンスを取得したと発表した。
従来のレトロウイルスベクターを用いた遺伝子導入法で作成するiPS細胞は効率的にiPS細胞を作成できる利点があるが、細胞の染色体にランダムな遺伝子挿入が起こることから腫瘍形成の原因となる可能性が懸念されていた。一方、プラスミドベクターを用いた遺伝子導入法では染色体への遺伝子挿入が起こりにくく、より再生医療に適した方法として期待されている。
タカラバイオは、より安全性の高いiPS作製受託サービスの提供及び研究用試薬の販売が可能になる。