東芝は、2017年11月19日、6000億円の増資を決議したと発表した。海外約60社の投資家に引き受けてもらう。1株あたり発行価格は262.8円。調達資金は破綻した米原子力子会社に関わる債務返済約6600億円などに充当する。1兆円強のメモリー売却益も加えると、自己資本は約1兆1000億円程度のプラスが見込める。自己資本比率は2割を超え、財務不安は後退する。
主軸の半導体メモリー事業の売却が遅れても、2018年3月期末の2期連続の債務超過による上場廃止を回避できる見込み。
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