米ウエスタンデジタル(WD)は、2017年9月26日、東芝による半導体メモリー事業の売却に対し、国際商業会議所(ICC)の国際仲裁裁判所に暫定差し止めを求めると発表した。

WDは仲裁裁にメモリー事業の売却差し止めを求めているが、通常の仲裁では結論が出るまで1年以上はかかる見通し。WDは東芝が売却完了を目指す2018年3月末までに売却手続きを止める狙い。

2017年12月から2018年1月にかけて暫定差し止めに対する判断が出るとみている。暫定差し止めが認められた場合、東芝は国際仲裁が続く間はメモリー事業を売却できない。