デンソーと東芝は2016年10月17日、自動運転車や安全運転支援システム向けに人工知能技術を共同開発すると発表。共同開発するのは「深層学習(ディープラーニング)」の仕組みを取り入れた「DNN―IP」と呼ぶ技術で、人間の脳の神経回路をモデルにした計算手法で、物体などを高精度に認識処理する。この技術によって、AI自らが対象物の特徴を抽出して学習することができ、精度向上が期待できるという。
東芝は2018年中に画像認識用のシステムLSI(大規模集積回路)のサンプル出荷を始め、デンソーは画像センサーへの応用で関連技術の実用化スピードを速める。これまでそれぞれが自社で開発してきた、画像認識のシステム向けのAIを共同で手がけ、実用化を急ぐ。
デンソーと東芝 共同で高精度画像認識AI開発へ
項目 | 内容 |
対象 | 自動運転向け人工知能技術「DNN―IP」共同開発 |