中国人民銀行(中央銀行)は2016年2月29日、追加の金融緩和を決定。引き下げは2015年10月以来、約4カ月ぶりで、預金準備率を0.5%下げる。実施日は3月1日。追加の資金供給で市場の不安心理を払拭する狙い。

大手金融機関の標準預金準備率は17%となる。中国は鉄鋼業などの過剰設備の圧縮を進めており、人員カットなど構造調整の痛みを和らげるためにもやや緩和気味な金融政策を続ける。