欧州中央銀行(ECB)は、2016年1月21日、新興国減速などの懸念を表明し、3月の理事会で追加緩和が議題になるとの認識を示唆した。ドラギ総裁は「3月に開く理事会で政策を再評価する」とした。輸出が失速して成長が鈍り、物価も低迷するという循環を警戒している。

政策金利は0.05%に据え置き。マイナス金利も0.3%に据え置いた。

なお、現時点でECBは、消費者物価指数の見通しを2016年に1%、2017年に1.6%としている。


ECB理事会 2016年1月

項目 内容
政策金利 0.05%に据え置き
マイナス金利 0.3%に据え置き
金融緩和 3月に開く理事会で再評価