マレーシア政府は、2015年9月14日、200億リンギ(約5600億円)の緊急経済対策を発表した。安値となっている株式を買い支える。主力産業の原油やパーム油の相場低迷から景気が減速し、株式が売られている。
また、輸入関税の一部を免除。対象は90品目。通貨安を受けて原材料の輸入価格の高騰に直面する製造業の不満を抑える。
ナジブ首相は今回の対策を「短期的」とし、今後も対策を追加する考え。
マレーシアでは米国の利上げ観測やナジブ首相の資金疑惑による政治混乱などで資金が流出している。
マレーシアの緊急経済対策
項目 | 内容 |
支出 | 5600億円 |
対象 | 株式の買い支え |
輸入関税の一部免除 |