中国人民銀行は、2015年8月11日、毎日の人民元相場の起点となる基準値を前日から約2%切り下げた。事実上の人民元切り下げにより、中国は低迷する輸出競争力の回復を目指す。人民銀は「市場の需給に基づく為替相場形成を目指す」としている。

人民元相場は人民銀が毎日基準値を公表し、対ドルでは基準値から上下2%の範囲内での変動を認めている。