中国国務院は、2015年7月24日、人民元の変動幅を一段と拡大する方針を表明した。変動幅を広げることで、人民元の下落余地を大きくして、輸出増へつなげる考え。中国国務院は変動幅拡大の時期や幅は示していないが、中国人民技能など関係機関に具体的な検討を指示した。
人民元の対ドル相場の変動幅は2014年3月から毎日公表する基準値の上下2%とされている。中国は2015年、国際通貨基金(IMF)の特別引き出し権の構成通貨への人民元の採用をめざしている。
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