三菱商事と日本郵船は、2015年7月16日、洋上原油生産設備(FPSO)で世界最大手のSBMがロイヤル・ダッチ・シェルから受注したFPSO1隻の傭船・操業・保守サービス事業に出資参画すると発表した。投資額は約700億円で、設備投資などに充当される。米国メキシコ湾油田の開発で2016年から操業を開始する予定。
FPSOは深海の海底にある油田から原油を掘り出して、タンカーに積み出す役割を担う。三菱商事と日本郵船はシェルから設備利用料を年間数十億円受け取る見通し。原油販売における価格変動リスクはシェルが負う。
三菱商事と日本郵船 FPSOに参画
項目 | 内容 |
出資比率 | 三菱商事・日本郵船 45% |
SBM 55% | |
投資額 | 三菱商事と日本郵船 600億円 |
原油生産能力 | 6万バレル |
ガス生産能力 | 1500万立方フィート |
原油貯蔵能力 | 80万バレル |
傭船期間 | 10年間+オプションで10年間延長 |