経済産業省は、2015年2月24日、再生可能エネルギーの固定価格買取制度で、2015年度の価格案を示した。2014年度内に正式に決める見通し。

太陽光発電では、出力10キロワット以上の企業向けでは、4月に32円から29円に、7月に29円から27円に引き下げる。出力10キロワット未満の家庭向けも4月に引き下げ。遠隔操作で発電出力を抑える装置の設置が必要ない東京、中部、関西電力管内は33円に、義務付けられた九州電力などその他の管内は35円とした。

出力2000キロワット未満の小規模木材バイオマス発電を対象とする区分を新たに設け、バイオマスの中で最も高い40円とした。

風力や地熱、中小水力は据え置いた。


再生可能エネルギー買取価格 2015年度

再生可能エネルギー 2014年 2015年
太陽光発電 企業向け 32円 29円→27円(7月から)
家庭向け 37円 東京・中部・関西電力管内 33円
その他の電力管内 35円
バイオマス 13円~39円 13円~40円
風力 20kW以上 22円
20kW未満 55円
地熱 1.2kW以上 26円
1.2kW未満 40円
中小水力 24円~34円