【三菱重工】洋上風力発電の動き 2016/07/08

2014年4月、三菱重工業と洋上風力発電設備で世界2位のヴェスタスとの合弁会社MHIヴェスタスが設立。三菱重工業は発足時に1億ユーロ(約133億円)を出資。事業の進捗をみながら2016年までに3億ユーロを出資し、三菱重工業が51％、ヴェスタスが49％を持つ体制とする。

合弁会社ではヴェスタスの3000キロワットの発電設備を販売。また、ヴェスタスは大型の8000キロワット機種を開発。2016年から発売を開始する見通し。

MHIヴェスタスの洋上風力発電設備の受注推移

【2016年7月　デンマーク】
2016年7月8日、スウェーデン国営エネルギー会社バッテンフォールがデンマークで計画するプロジェクト向けで出力8000キロワット級の洋上風力発電設備49基を受注。据付開始は2018年。

【2016年6月　英国】
2016年6月8日、英国沖の北海で洋上風力発電の実証プロジェクト向けで出力8000キロワット級の洋上風力発電設備5基を受注したと発表した。設備完成と実証開始は2017年を予定。

【ドイツ】
ドイツの大規模な洋上風力発電計画で風車などの発電システムの優先調達先に選ばれたもよう。受注額は数百億円規模となる見通し。発電所の出力は45万キロワット。出力8000キロワットの洋上風力発電設備で50基以上の受注につながる可能性があるとしている。

【2015年5月　英国】
2015年5月19日、独エーオンが英国で進めるプロジェクト向けの洋上風力発電設備116基を受注したと発表した。受注額は約500億円とみられる。総出力は40万キロワット。2017年第1四半期から据付を開始し、2018年に試運転を完了する計画。

【2014年12月　英国】
2014年12月24日、英国リバプール沖の洋上風力発電プロジェクトで出力8000キロワットの風力発電設備32基を受注したと発表した。2016年に据付を開始し、2017年に試運転を完了する。

三菱重工業の業績推移