三菱重工業の2015年~2017年の経営計画。2017年売上高5兆円、営業利益4500億円、ROE10.2%を目指す。3年間の投資額は6300億円。電力インフラ整備が進む新興国で需要増加が見込まれる中小型ガスタービンの生産能力増強などを進める計画。


経営計画

  2014年 2015年 2016年 2017年
売上高 3兆9921億円 4兆2000億円 4兆6000億円 5兆円
営業利益 2961億円 3200億円 3800億円 4500億円
純利益 1104億円 1300億円 1600億円 2000億円
ROE 6.5% 7.1% 8% 10.2%


注力事業

 日立製作所との火力発電プラント合弁会社三菱日立パワーシステムズ(MHPS)で3400億円、独シーメンスとの製鉄機械合弁会社Primetalsで2000億円、ガスタービン事業の米PWPSとフォークリフト合弁のニチユ三菱で合計7000億円を上積みする。

社名 事業 上積み額 合計上積み額
MHPS 火力発電プラント 3400億円 7000億円
Primetals 製鉄機械 2000億円
PWPS ガスタービン -
ニチユ三菱 フォークリフト -

【分野別施策】

分野 施策
エネルギー・環境 中小型ガスタービン事業の強化 製造ラインの増設
交通・輸送 米ボーイング向け航空機期待製造の自動化を推進
MRJの開発
防衛・宇宙 防衛装備移転三原則を梃に海外展開
機械・設備システム ターボチャージャーで自動車向けトップシェアを獲得