中国人民銀行は、2015年2月4日、市中銀行から強制的に預かる資金比率を示す預金準備率を0.5%引き下げることを決めた。大手金融機関の標準預金準備率を20%から19.5%に引き下げる。実行は2月5日。
預金準備率引き下げは、金融機関の貸出資金を増やす効果が見込まれる。企業の資金調達負担を軽くし、景気を下支えする。
中国の金融緩和推移
年月 | 金融緩和 | 効果 |
2015年2月 | 預金準備率0.5%引き下げ | 金融機関の貸出増 |
2014年11月 | 銀行の貸出金利6→5.6% 預金金利3→2.75% | 企業の借り入れコスト減 |