有機ELパネル開発で新会社 2014/08/02

官民ファンドの産業革新機構とジャパンディスプレイ、ソニー、パナソニックは、2014年7月31日、有機ELディスプレイパネルの量産開発と早期事業化を目的とし、それぞれが有する有機ELディスプレイパネルの研究開発機構を統合すると発表した。新会社JOLEDには産業革新機構が75％、ジャパンディスプレイが15％、ソニーが5％、パナソニックが5％を出資。2015年1月に発足する。

新会社ではソニーやパナソニックが開発してきた印刷技術を応用して有機El材料をパネルに塗布する方式で量産技術を確立する。中型タブレットPCやノートPC向けディスプレイ、サイネージなどへの展開を検討する。2015年に試作ラインへ約200億円投資し、2016年からサンプル出荷を開始。2018年にも量産する計画。