コニカミノルタとパイオニアは、今春にも50%ずつ出資する共同出資会社を立ち上げ、有機EL照明事業を統合する方針を固めた。両社の有機EL照明の開発や営業部門を切り出して新会社を設立し、新会社は両社の持ち分法適用会社となるもよう。コニカミノルタは基板にプラスチックフィルムを使い、折り曲げられる照明に強みを持っており、これにパイオニアが持つ有機ELの技術、自動車向けのビジネスの営業網を組み合わせることで需要を開拓する狙い。
有機EL照明は自動車向けなどで市場が急拡大するとみられ、両社は有機EL照明の売上高を中期的に250億円に拡大する計画。また、有機EL照明を含む機能材料も成長分野と位置づけており、2社連携で事業の拡大を狙う。
コニカミノルタ・パイオニア 急成長する有機EL照明で事業統合
項目 | 内容 |
対象 | 共同出資会社設立で有機EL照明事業統合 |
出資比率 | 50% |
設立時期 | 2017年春 |