シナネン(8132)は、2014年3月24日、筑波大学や関彰商事などと提携し、茨城県つくば市で行われた藻類バイオマス・エネルギー使用の自動車行道走行実証に参画したと発表した。藻類の屋外大量培養により生産した藻類オイルを軽油に混ぜ、ディーゼル車の燃料として使えるかを実証。2020年の実用化を目指す。シナネンは混和燃料を提供する。
施設は筑波大学近くの農地に約2億円で整備。藻類「ボトリオコッカス」を屋外で培養する。ボトリオコッカスは、光合成により重油の主成分である炭化水素を作り出す性質があり、石油代替燃料として期待されている。
なお、当実証実験は、茨城県、つくば市、筑波大学の3者を中心に実施している筑波国際戦略総合特区のプロジェクトの1つである「藻類バイオマスエネルギーの実用化」事業の一環。