中国で、2014年3月5日、第12期全国人民代表大会の第2回会議が開幕し、2014年の経済成長率目標を7.5%とする方針を表明した。李克強首相は「成長速度の転換期を迎え、経済の下押し圧力はなお大きい」「合理的な成長率を維持しなければならない」と指摘した。景気安定の目安として雇用の確保を重視する姿勢。中国では1ポイントの成長率拡大で130~150万人の雇用が創出できると試算されている。 鉄道整備などインフラ投資で景気を下支えし、財政赤字は2013年度予算比1500億元増の1兆3500億元、対GDP比2.1%で安定させる。また、物価上昇率目標は前年と同じく3.5%に据え置いた。


中国 2014年の経済目標

項目 目標
経済成長率 7.5%
物価上昇率 3.5%
財政赤字 対GDP比2.1%で安定
マネーサプライ 13%以内の伸び