コーア商事ホールディングスは、ジェネリック医薬品原薬の仕入れ販売、製剤の製造販売、仕入れ販売、製剤にかかる製造受託を行っている。
顧客にとって付加価値の高い、高品質で安価な輸入原薬を提供することを主眼に、医薬品の原料である原薬の輸入販売を行っている。原薬から製剤までの一貫した製造が可能で、国内外の医薬品メーカーと幅広く取引。自社開発品や他の医薬品メーカーとの共同開発品の製造・販売や国内大手メーカーなどからの製造受託も積極的に行っている。
がん、リュウマチ、透析の3つのカテゴリーに基づくジェネリック医薬品を研究開発し、付加価値の高い医薬品を提供することを基本方針としている。
新薬開発では、特許と密接にかかわるため、原薬の製造は自社およびグループ会社で行うのが一般的だが、ジェネリックでは、特許が切れていることや幅広いジェネリック医薬品をそろえる必要性から、原薬を自社で製造せず、他社から購入することが一般的になっているという。
新規上場概要
項目 | 内容 |
上場予定日 | 2018年6月21日 |
1単元株式数 | 100株 |
主幹事 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
公募・売出 | 36万9600株 |
オーバーアロットメント | 5万5400株 |
仮条件 | 2018年6月1日 |
ブック・ビルディング期間 | 2018年6月5日~2018年6月11日 |
公開価格決定日 | 2018年6月12日 |
経営戦略
コーア商事ホールディングスは、世界19か国で90社超の海外サプライヤーとのネットワークを形成している。原薬製造元との信頼関係を強化。新たな原薬製造元を開拓。医薬品分析センターやSIセンターによる顧客サービスの向上を図ることにより、原薬輸入商社としてイメージされる範疇を超えた付加価値の提供を推進する。
また、ジェネリック領域や製造受託を中心とした既存分野における製造販売の拡大を図るとともに、抗がん剤、抗生物質などの高薬理活性領域をはじめとした新しい分野への取り組みや、原薬販売事業に続く医薬品商社としての新事業の構築を行うことを目指す。
コーア商事ホールディングスの業績推移
売上高 | 経常利益 | 純利益 | 純資産 | 総資産 | 自己資本比率 | |
2018年(7-3月) | 104億円 | 8.9億円 | 5億円 | 123億円 | 205億円 | 59.9% |
2017年 | 151億円 | 15億円 | 11億円 | 118億円 | 191億円 | 61.8% |
2016年 | 152億円 | 18億円 | 11億円 | 107億円 | 161億円 | 66.5% |