ラクスルは、印刷及び集客支援のシェアリングプラットフォーム「ラクスル」を中心とした印刷事業、物流のシェアリングプラットフォーム「ハコベル」を中心とした運送事業を展開している。


新規上場

項目 内容
上場予定日 2018年5月31日
1単元株式数 100株
主幹事 大和証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券
公募・売出 1094万9900株
オーバーアロットメント 164万2100株
仮条件 1300円~1500円
ブック・ビルディング期間 2018年5月16日~2018年5月22日
公開価格決定日 2018年5月23日

 

事業

【印刷事業】
インターネットを使って全国の顧客から印刷の注文を集め、その注文をラクスルがネットワークを築いている印刷会社に発注し、印刷機の非稼働時間を使って印刷をする仕組みを開発し、提供する。顧客が「ラクスル」のウェブサイト上で印刷物の部数や納期などを選び、印刷データをアップデートする。その後、ラクスルは印刷データを印刷に適したデータに加工し、提携印刷会社へ印刷を委託。印刷会社はラクスルから受領した印刷データを刷新後、直接顧客へ品物を届ける。

また、ネット印刷の事業を基軸に、印刷物のデザインサービスや印刷したチラシの新聞折込・ポスティングといった狭商圏内での集客支援のワンストップサービスを提供。ラクスルのウェブサイト上でオンラインの地図上からチラシを配布したい地域と配布希望日を選択すると、自動的に配布枚数と料金が算出され、注文することが可能となっている。


【運送事業】
荷物を送りたい顧客と運送会社のドライバーをマッチングして、インターネット上で荷物の配送予約から支払までを行うことができる物流のシェアリングプラットフォーム「ハコベル」を運営している。 顧客がパソコンやスマートフォンから「ハコベル」のウェブサイトを通じて依頼すると、その情報が「ハコベル」に登録したドライバーのパソコンやスマートフォンに届く。その中で条件が合うドライバーが受注し、依頼時間にトラックで向かい、荷物を積んで、配送先に届ける。


経営戦略

積極的な広報活動に加え、インターネットを活用したマーケティング・広告活動、大手企業との提携などにより認知度向上への取り組みを強化し、新規ユーザーを獲得する。また、どのような顧客がどのような商品をどのような単価で注文したかなどECサイトならではの情報をビッグデータとして蓄積し、独自解析することで、サービスレベルとユーザーのロイヤリティを向上させる。


ラクスルの業績推移

  売上高 経常利益 純利益 純資産 総資産 自己資本比率
2018年(8-1月) 40億円 ▲1.2億円 ▲1.3億円 30億円 47億円 63.6%
2017年 76億円 ▲11億円 ▲11億円 30億円 48億円 61.8%
2016年 50億円 ▲14億円 ▲14億円 21億円 35億円 60.4%
2015年 26億円 ▲17億円 ▲17億円 35億円 44億円 81%
2014年 7.6億円 ▲3.7億円 ▲3.7億円 13億円 15億円 85.2%